注文住宅の魅力のひとつは、自分たちのライフスタイルに合わせて間取りから考えていけること
でも、自分たちらしく、暮らしやすい間取りにしたいけれど考えがまとまらない。どう伝えればいいのかよくわからない、という人も少なくありません。
そこで今回は、間取りをオーダーする上で大切なポイントをお話したいと思います。

まず大切なことは、自分たちの希望について「なぜそうしたいかの理由や背景を伝えること。
例えば「広いリビングが欲しい」というオーダーの場合、最も大切なのは、部屋数や畳数ではなく「なぜそうしたいのか」という理由や目的。
ひと口に“広い”といっても、人によって感じ方は違いますから、なぜ広さが必要なのか、そこでどう過ごしたいのか、理想の暮らしや重視することがプランニングの手掛かりになります。

理由や理想を言葉にするのが難しいなら、現状どう暮らしているかを詳しく伝えるのも有効。
生活パターンや家族の習慣などを話していただけると、部屋の使い方や家族の距離感がわかり、その家族に合った解決策を提案しやすくなります。
例えば、リビングは朝、昼、晩と、誰がどう過ごしているのか。テレビを見る、仕事をする、子どもが遊ぶなど、明確な役割をもった「使いやすい空間」を提案することができます。

 

キッチンについても、例を挙げてみましょう。

例えば、忙しい共働き家庭のキッチンでは、機能的で簡単に掃除・片付けができることが求められたります。食事の取れるダイニングカウンターをつけたり、夫婦で一緒にキッチンに立つことが多ければ通路を広く取ったり、二列にレイアウトして作業スペースを分けたり……キッチンは主に誰がどんなシチュエーションで使うのかがポイントになります。

普段の家事の流れを考え、使う頻度の高い家電、調理器具、食器などを軸にすると、どこに作業スペースや収納を取れば効率が良いかレイアウトがイメージしやすくなります。
買い物は週に1回、休日に車で出掛け、まとめ買い。食べ盛りの子どもがいて、食材のストックが多い。
そんな家庭なら、広めのパントリーを設けるのも一案ですね。

自分たちの暮らしに合った間取りにすることで、使い勝手が良く、居心地の良い空間になります。そのためにも、「カタチではなく暮らし方」について、じっくりとお話を聞かせてください。